TVRという言葉を聞いて、すぐにクルマのメーカーだって分かる人は相当のクルマ好きでしょうね!?
イギリスの小さな自動車メーカーで、日本に輸入されている台数もそう多くはないですからね・・・
それでも、私の勤務していた外車屋さんは、次々と入庫されていたわけだから、私は相当運の良いお店で働いていたことになりますね。
特にキミーラは、中古車の価格もそこそこ安く、セカンドカーの価格としては、そんなに高いというわけじゃなかったから都内での販売している限りはそんなに在庫の期間が長いわけでもなかったです。
私が外車屋さんに勤務し始めた翌日には、そのステアリングを握ることになりました。
当時は、TVRがどこの国のクルマということも知らなかったし、ましてやどんなクルマであるかも知らなかったんです!!
そんな輩が、外車屋勤務2日目にしてステアリングを握ることになるわけですから・・・
初めて乗ったときは、まさに衝撃体験!!
いろんな意味でね。
それまで乗ったことのあるクルマといえば、国産車ばかり。
スポーツカーといってもレース仕様のシビックがいいところ。
ドキドキしながら、ドアをあけようとすると・・・
「ん!?ドアノブが見つからない・・・」
そうなんすよ、キミーラに限らず、TVRのドアノブって完全にデザインに溶け込んでいて探すのに一苦労(汗)
キミーラの場合は、普通のクルマと一緒の場所に設置されているけど、それでもドアノブってやつは存在していなくて、丸いボタンがあるだけ。
そのボタンを押すと、ドアが小さく開くんです。
それを発見するのに戸惑って、さらにエンジンをかけるのにまた苦労(汗)
セキュリティーシステムがしっかりしているので、まずは独自のキーについているセキュリティーでシステムを解除。
エンジンをかけるのはそれから・・・
なんと分かりにくこと!!
内装は革張りで豪華なんだけど、運転席の横幅は狭い。
それにも増して・・・
ハンドル位置と、アクセルの位置が異様に遠いんです。
シートを思いっきり前に出しても足が届かない。
身長160cmの私では、まともなポジションが取れないんです!!
「チビは乗れない・・・」
これが感想(笑)
それでも、シートの角度を思いきり前のめりにして、何とか運転できる体勢をつくりエンジンをかけていざ!!
エンジンはローバー製のエンジンなんだけど、作り手が違うとこんなにもスポーティになるんか!!ってくらい凄まじい音とレスポンス。
とにかく、タコメーターの針の上下動が半端なく早い。
恐る恐るアクセルを踏むと、これまた凄まじい勢いで前に進む。
AMGのE55やポルシェターボとは明らかに違った、荒々しい加速。
よく考えてみると、たった1060Kの車重に4000CCのエンジン積んで、235PSのパワーを発揮するクルマだけに、当たり前といえばそれまでなんだけどね・・・
何の知識もなく、このクルマに乗るのは非常に危険ですよ。
しかも、これといって凄い機能が付いているクルマじゃない。
そう、まさに「ピュア・スポーツ」カーなんです。
パイプフレームに、カーボンボディ。
速く走ることのみに意識を集中して作られているクルマ。
それが、TVRなんですよ。
それでも、キミーラはまだ街でも乗れるほうかな!?
高速道路を走る機会もあったんだけど、ポルシェやベンツなんかよりも下手すれば速いですよ!!
それほどセッティングが決まってるし・・・
あくまで、高速道路ね!!
思うに、このままでサーキット行っても、そのまま走れますよ。
しかも速く!!
うーん、それにしても体の小さなボクにしてみれば、ドライビングポジションがとり辛いのが気になりました(笑)
半分寝ている感じで運転しなきゃならないんで、前方が見にくいんです。
それでも一度乗ると、スポーツカー好きの人なら、絶対ハマりますよ。
面白い。
あ、でもオーナーになるとすると苦労すると思いますよ。
まずは、セキュリティーの待機電力が大きいらしく、すぐにバッテリーがあがってしまうでしょ。
バッテリーが変な位置にあるから、少々てこずります(苦笑)
それに、セキュリティーがすぐに反応して、凄まじい音(サイレン)が鳴るので、近所のことを考えると、肩身の狭い思いをすることになるかも。
故障は、はっきり言って多いですよ。
それ以上の楽しみは得られますが・・・
もし買うなら、覚悟をして購入して、覚悟をして運転することが望ましいかな。
私は、好きですよ、このクルマ。
もし、機会があれば是非!!




